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翼をください

自由に空を舞う、それは人類の夢でした。

古来より人は大空に憧れを抱いてきました。蝋で固めた翼を使って太陽を目指して飛んだギリシャ神話のイカロスの話はあまりにも有名ですが、何故そもそも羽を蝋で固めようと思ったのだか皆目検討もつきません。しかもただでさえ融点の低い蝋を使用しているにも関わらず向かった先が太陽だとか愚の骨頂。頭のネジが緩んでたとしか思えない。せめてご飯粒とかでくっつけてたら溶けずに済んだのに。また、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも飛行機、というか今で言うヘリコプター的な物の設計に携わっていた事があったようで、実際にそれを飛ばすぞ!という事で衆人環視の中見事墜落、別の意味で群衆を「あっ」と言わせた事があったとかなかったとか。

飛行機械が発達した現代ですら、一部のセレブリティな方々を除けば我々は自由に空を飛ぶことはできません。高額な航空券を購入し、命を機体と機長に預け、決まった空路に沿って飛ぶ。格安航空会社の台頭により空の旅が決して手の届かない物ではなくなったのも事実ですが、墜落やハイジャックの恐怖に怯え、離陸の加速に手に汗に握る、そんな恐怖体験が果たして自由と言えるのでしょうか。否!真の自由飛行とは、自らの意思で目指す方向へ進む事を言うのです。空に廻らされた交通網、それに囚われているうちは決して自由とは言えません。

そういう意味では、飛行機の創世記とも言える1900年代初頭、つまりはライト兄弟が飛行機を発明した当初は本当の意味で自由に空を舞う事ができたと言えるかも知れません。なんせ空路なんか無かったからね。どこでも好きなように飛べる。未発達な技術故、航続距離の問題もあったでしょう。墜落の危険もあったでしょう。それでも彼らは自由に空を舞う喜びに打ち震えたに違いありません。まあ彼らの喜びなんぞ僕にはどうでも良い事でして、むしろ高いところ嫌いなので飛行機の発明なんて有り難迷惑でしかなかったりするんですけどね。飛行機怖い!ビバ!高所恐怖症!

そういうわけで飛行機などという愚昧な発明を世に送り出したライト兄弟に並々ならぬ憎悪を燃やして止まない日々を生きる僕なのですが、そんな憎きライト兄弟の発明に多大なる影響を与えたオットー・リリエンタールという方をご存知でしょうか。オットーは弟グスタフと共に、平らな翼より中央付近が膨らんだ翼の方が効率が良い事を示した航空工学の第一人者です。オットーのおとうと。グフフ。すみません。何でもないです。とにかく彼はその効率的な形状の翼を用い、滑空試験に成功しています。今で言うグライダーです。彼は1986年に動力機の滑空飛行実験中に起こった墜落事故で死亡する事になるのですが、彼の残した論文がライト兄弟の動力飛行に大いに役立てられました。因みにこのオットーさん、作っていた動力機はライト兄弟の作ったような固定翼機ではなくオーニソプター、所謂羽ばたき機だったそうです。「空飛ぶパンツ」で有名なアレですね。この例えでは分からないという方は「天空の城ラピュタ」で、パズーの家でシータがラピュタの写真を見つけたシーンを思い出してみてください。「父さんは詐欺師扱いされて死んじゃった」と呟くパズーがネジを巻いていた、あのパタパタと飛ぶ模型飛行機がオーニソプターです。という事はですよ、その後のパズーの台詞、「今本物を作ってるんだ、きっと僕がラピュタを見つけてみせる」ってのは実は非常に危険でですね、オットーさんが墜ちた機体でラピュタを探そうというわけですからそれはもう明らかな自殺行為なんですよ。この後すぐにシータを追ってドーラ一家がやってきて良かった。本当に良かった。お陰でパズーは死なずに済んだ。まあ普通の人間であればその前の飛行石持って飛び降りてレンガの床をブチ破ったシーン辺りで確実に死んでると思いますけどね。この例えでもまだオーニソプターが何だか分からないというあなた、是非このシャブットシイヤをご覧になっているデバイスで検索かけてみてください。シャブットシイヤを見るだけがパソコン、あるいは携帯電話の使い道ではありません!

ちょっと話が逸れましたので戻しますけど、前述したオットーさん、滑空飛行機を作るにあたり、鳶や鷹の飛び方を参考にしたと言われています。大型の鳥が飛んでいるところを実際に目にした事のある方はお解り頂けるかと思いますが、羽ばたかずただ風に乗る、そんな飛び方をしている事が結構な頻度であるんですね。まあそういうわけでですね、今日はそんな鳶の写真をババンと掲載致します。

鳶

最近愛知県を走る名古屋鉄道というローカル鉄道会社の、その中でもかなりのローカル路線である蒲郡線というところが主体となってフォトコンテストを行っているんですよ。で、僕も練習がてらちょくちょく鉄道写真を撮りに行くんですが、なんつーかな、僕には鉄道写真は向かないね。そもそもさ、完膚なきローカル路線、電車が30分に1本とかしかないわけですよ。ただ只管に30分待ち、電車が目の前を通過する5秒くらいの間に撮る。明らかに暇なわけですよ。それでふと空を見上げると鳶が輪を描くように空を舞っているわけでして、そうか鳶の写真撮ってりゃ時間も有効に使えるじゃん、鳥撮ってまさに一石二鳥、おれ天才!というわけで、空にカメラを向けました。

鳶

鳶

航空力学の基礎を支えた鳶の滑空飛行と、それにより進歩した飛行機により形成される飛行機雲とのツーショット。人類の飛行の歴史を鑑みた時、この光景の持つ意味に思いを馳せると何とも感慨深いです。

鳶

まあ鳶撮るのに夢中になってて気がついたら電車が目の前通過していったんですけどね。やっぱり電車は僕には向かない。




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